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会議資料を30分→5分にする「型」|白紙で悩まない段取り術

徹底ガイド6 分で読める

毎週の会議資料、気づけば前の晩に「ゼロから」作り始めている――もし心当たりがあるなら、これはあなたの段取りの話です。残業や気合いの問題に見えて、本当はもっと手前の、たった一つのことでつまずいているのかもしれません。この記事は、会社で資料づくりに毎回時間を取られている人へ向けて、専門的なデザイン技術ぬきで「型」の作り方を一から解説します。読み終わるころには、そのままコピーして使える型が手元にあるはずです。身近な例え話で、順番にお見せします。

まず結論

資料づくりが遅いのは、能力のせいではありません。毎回ゼロから組み立てているという、作り方のせいです。決めるのは中身ではなく「見出しの順番」。その順番を決めた型を一枚持つだけで、白紙の前で悩む時間がなくなります。まずは、そのまま使える型を一つ手に入れることから始めましょう。

次の会議資料の下書きを「目的・現状・提案・次の一歩」で作って

目的

来期の広告予算15%増の承認をもらう

現状

Q3は売上98%着地。広告経由の問い合わせが鈍化

提案

広告費を15%増やし、動画広告に寄せる

次の一歩

来週中に配信プラン作成、再来週に決裁

出力イメージ(内容はダミー)。実際はあなたの会議の中身で埋まります

そもそも、なぜ「ゼロから」だと資料は遅くなるのか?

毎回ゼロからだと、頭は「何を書くか」と「どう並べるか」を同時に抱えます。脳がつまずくのは、後者の並べ方のほう。料理でレシピがないと手順に迷うのと同じで、構成という地図がないと、中身を考える前に組み立てで時間を使ってしまうんです。遅さの正体は、考える力ではなく毎回ふりだしに戻る構成にあります。

図解

ゼロから作る人と、型がある人の頭の中

ゼロから中身と並べ方を同時に考えて、構成で手が止まる
型がある並べ方は決まり、中身を考えることだけに集中できる

まず、ひとつ前提から。資料づくりが遅い人は、決して中身を考える力が低いわけではありません。

料理に例えるとわかりやすいです。レシピが手元にあれば、手順に迷わず材料を切るだけ。でもレシピなしで作ると、「次に何をするか」を毎回考えながら、同時に手も動かすことになります。

資料も同じで、「並べ方の型」がないと、中身を考える前に構成で止まってしまう。遅いのは中身ではなく、毎回ふりだしに戻る構成のほうなんです。

「型」とは、具体的に何を決めることなのか?

型と聞くと難しそうですが、決めるのは「見出しの順番」だけです。たとえば目的・現状・提案・次の一歩、この四つを並べた空のテンプレで十分。中身は会議ごとに変わっても、並べ方は変わりません。だから一度決めれば毎回使い回せます。完璧なフォーマットより、粗くても一枚作ることが近道です。

図解

資料の「型」=見出しの順番

この4つを上から埋めるだけ

  1. 01目的この資料で相手に何を決めてほしいか
  2. 02現状いま何が起きているか、事実だけ
  3. 03提案だから何をするか、ひとつに絞って
  4. 04次の一歩誰が・いつまでに動くか

「型」というと立派なフォーマットを想像するかもしれませんが、決めるのはたった一つ。「見出しの順番」だけです。

おすすめは『目的 → 現状 → 提案 → 次の一歩』。相手が「で、どうすればいい?」と迷わずに進める並びです。

ただし、これはあくまで一例。あなたの仕事に合わせて、見出しは足したり引いたりしてかまいません。予算やリスクを足してもいいし、社内向けなら現状を厚くしてもいい。土台の順番さえ持っていれば、応用は自由です。

そのままコピーして使える「型」はある?

あります。下の四行をそのままコピーして、自分の言葉で埋めるだけ。目的・現状・提案・次の一歩――この順番が、相手を迷わせない並びです。職種で少し形は変わりますが、土台は共通。営業の提案も、上司への報告も、社内会議も、この型から始められます。まずは一度、コピーして貼ってみてください。

いちばん早いのは、考えるより先に「貼って埋める」ことです。下の型をコピーして、ドキュメントに貼り付けてみてください。

職種で少しだけ形を変えると、もっと自分のものになります。

・営業の提案資料:目的 → 相手の課題 → 提案 → 価格・条件 → 次の一手

・上司への週次報告:目的(報告か相談か) → 現状の数字 → 課題 → 次にやること

・社内の企画会議:目的 → 背景 → 提案 → 懸念とその対策 → 決めてほしいこと

どれも「目的から始めて、最後は次の一歩で終わる」のは同じ。あなたの会議に近いものを選んで、土台にしてください。

図解

コピーして、埋めるだけの型

4行まるごとコピー → 自分の言葉に書き換え

目的
例)来期の広告予算15%増の承認をもらう
現状
例)Q3は売上98%着地。広告経由の問い合わせが鈍化
提案
例)広告費を15%増やし、動画広告に寄せる
次の一歩
例)来週中に私が配信プランを作成、再来週に決裁
まずはコピーして貼るだけでOK。中身は会議ごとに書き換えます。

読みかけの記事は、この下に続きます

自分の仕事に合った「型」は、どう作ればいい?

三ステップです。①過去にうまくいった資料を一枚開く ②中身を消して見出しだけ残す ③目的・現状・提案・次の一歩の順に並べ替える。ゼロから考えず、うまくいった例から逆算するのが迷わないコツ。もし手元に無くても、上司の資料や議事録を一枚借りれば十分。今あるものから始められます。

図解

型は三ステップで作れる

  1. 01開く過去にうまくいった資料を一枚開く(無ければ上司の資料でOK)
  2. 02消す中身を全部消して、見出しだけ残す
  3. 03並べる目的 → 現状 → 提案 → 次の一歩 の順に並べ替える

自分の型は、3ステップで作れます。① 過去にうまくいった資料を1枚開く。② 中身を全部消して、見出しだけ残す。③ その見出しを「目的・現状・提案・次の一歩」の順に並べ替える。

ポイントは、ゼロから考えないこと。すでにうまくいった例から逆算するから、迷いません。

「うまくいった資料なんて手元にない」――新人や転職したばかりなら、当然です。その場合は、上司が作った資料、社内で回ってきた議事録、この記事の型を、そのまま借りてしまえばいい。最初は借り物で十分です。

型を「毎回使う」には、どこに置けばいい?

毎回ゼロから探さなくていいよう、いつも開く場所に登録します。Googleドキュメントなら「テンプレートギャラリー」、Wordなら「.dotx形式」で保存。新規作成のたびに空の型が開きます。議事録も同じ型でそろえれば、探す手間ごと消える。道具は増やさず、いつもの一つに型を仕込むのが、続けるコツです。

作った型は、しまい込んだら意味がありません。「毎回、勝手に出てくる」状態にするのがコツです。

やり方はかんたん。新規作成のたびに、空の型が開くようにしておくだけ。下の手順で5分あれば終わります。

道具を増やす必要はありません。いつも使っている一つに、型を仕込む。それだけで続けやすくなります。

図解

型をテンプレに登録する手順

  1. 01Googleドキュメントファイル → 新規作成 → テンプレートから → ギャラリーに送信
  2. 02Wordファイル → 名前を付けて保存 → ファイル形式を「.dotx」に
どちらも一度登録すれば、次から空の型がワンクリックで開きます。

型があると、会議前はどう変わるのか?

白紙を前に「何から書こう」と悩む時間が、まるごと消えます。型の見出しを上から順に埋めるだけ。空いた時間は、そのぶん中身の精度に回せます。資料が速い人は、特別な才能があるのではなく、毎回この型から始めているだけ。差は能力ではなく、型を持っているかどうか、ほんとうにそれだけなんです。

型を持つと、会議前の風景そのものが変わります。

白紙を前に「何から書こう」と悩む、あの時間が消えます。型の見出しを上から順に埋めるだけ。空いた時間は、中身の精度に回せます。

(下の数字は、私自身が社内の週次会議資料で計ってみた目安です。会議の規模や資料量で前後しますが、「悩む時間が消える」効果はどの資料でも共通でした。)

型から会議資料を準備する人のイラスト
型から会議資料を準備する人のイラスト

無料版テンプレ 10 本は、メール登録の最初の 1 通でお渡しします →

③ 道具

出典

参考にした情報源

この記事の内容は、次の一次情報・公式資料をもとにしています。気になる点はご自身でも確かめられます。

  1. Microsoft Support公式ドキュメント
    テンプレートを作成する

    Wordで型を.dotxテンプレートに保存する公式手順

    support.microsoft.com

  2. Google ドキュメント エディタ ヘルプ公式ドキュメント
    テンプレートからファイルを作成する

    Googleドキュメントのテンプレートギャラリー運用の公式根拠

    support.google.com

  3. Microsoft Support公式ドキュメント
    標準テンプレート (Normal.dotm) を変更する

    新規作成時に型が自動で開く置き場所の公式手順

    support.microsoft.com

著者プロフィール

岩崎正宏 (MANTA) のプロフィール写真

岩崎正宏 (MANTA)

関西の飲食企業で広報・マーケを担当。映像制作・写真・SNS運用・AI活用の実務

中堅飲食グループの広報・マーケをしながら、UNLEASH TALENT で映像制作とデザインを手がけています。大事にしているのは「伝わるか」。見た目のこだわりも、AIを使った効率化も、ぜんぶ"伝える"ための道具です。YouTube(@MantaTV)、長福寺の次期住職、4歳の娘の父——いろんな顔で、現場で本当に効いたことだけを書いています。

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